NEJM日本国内版のサイトが、本日をもって閉鎖される。
このサイトとの出会いは、メディカル翻訳の勉強を始めたころ。
2012年より前には原文と日本語訳を見比べ、実際に翻訳したり、表現をまとめるなどの学習を開始している。
当時SEだった自分が、翻訳を趣味の延長線から将来的に仕事にすることを意識し始めた。
あえて選んだメディカル分野で、新しいことを学ぶ楽しさや絶望を感じながらも長く学んでこられたのは師匠(NEJM日本国内版)の存在を抜きには語れない。
NEJM日本国内版の学習をペースメーカーとして、その後はメディカル翻訳講座でも並行して学んでいった。
実際に役に立ったのか気になる人も多いだろう。
現状ではNEJMに出てくるような純粋なメディカル分野の仕事はあまりしていないが、そのかわり、メディカルに関連する分野やITとミックスした知識が必要な分野の依頼を受けることが多い。
つまり、翻訳者としてIT以外に対応分野の幅を広げるのに明らかに役に立っている。
ただ、それ以上に、ゼロから新しいことをやれたという思いが大きい。
学習を継続した期間は、中年の「青春」と言っても過言ではない。
何かに熱中し、少しづつ上達する。
何歳になっても、何かに挑戦するというのは若い時代の「青春」と同じ感じがする。
その時いつもそばにいてくれた師匠(NEJM日本国内版)に心から感謝したい。
NEJM日本国内版の関係者の皆様、大変お世話になりました。
長い間、ありがとうございました。
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