「同程度」の表現は”similar”だけでなく、”balanced”も使える。

ニューイングランド師匠

「同程度」という表現には”similar”という単語が真っ先に思いつくと思う。

逆もまたしかり。同程度←→similar

これまでのアブストラクトから例を挙げると以下の通り。

20230622_②
The incidence of adverse outcomes was similar in the two groups.
有害転帰の発生率は 2 群で同程度であった.

しかし、今週のアブストラクトで”balanced”という表現が目に付いた。

これも「同程度」を表すために使われている。

20230720_①
The numbers of patients with adverse events that led to discontinuation of dupilumab or placebo, serious adverse events, and adverse events that led to death were balanced in the two groups.
デュピルマブまたはプラセボの中止にいたった有害事象,重篤な有害事象,死亡にいたった有害事象が発現した患者数は,2 群で同程度であった.

過去のアブストラクトでは「類似」という訳も使われている。

20210916_③
The baseline characteristics of the patients were balanced between the groups.
患者背景の分布は 2 群で類似していた

当然のことながら”balanced”は以下のように均衡するという表現にも使われる。

20200109_④
Of the 229 patients enrolled, 153 were randomly assigned to receive luspatercept and 76 to receive placebo; the baseline characteristics of the patients were balanced.
登録された 229 例のうち,153 例がラスパテルセプト群,76 例がプラセボ群に無作為に割り付けられた.ベースラインの患者背景は均衡がとれていた

ちなみに”similar”は「同程度」だけでなく「同等」とも訳されることもある。

20171026_①
The safety profile of mepolizumab was similar to that of placebo.
メポリズマブの安全性プロファイルはプラセボと同等であった.

更に言うと、「同等」として”equal”や”equivalent”も表現もあるので考えて使うようにしよう。

20160331_③
At week 78 (approximately 1 year after the end of the treatment phase), rates of opioid-negative urine samples were equal (46% in each group, P=0.91).
78 週の時点(治療期間終了から約 1 年後)において尿検体がオピオイド陰性であった割合は同等であった(各群 46%,P=0.91).

20190830_①
the standard-care regimen had equivalent potency to the other two regimens.
標準治療レジメンにほかの 2 つのレジメンと同等の効力が認められた.

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